現在の内閣のキャッチフレーズは「有言実行内閣」である。なぜ、今時わざわざこのような当たり前のことを言わなければならなかったのか。そもそも「不言実行」という言葉を文字って作った言葉である。政治は現実との格闘の中でしか、成果は生まれない。空理空論とは無縁の世界なのだ。制度や仕組みの改革を行った時に、100%の国民が恩恵を被り、賛辞を送ることなど、まずない。政治が出来ること、政治が取組まねばならぬこと、それは、未来への展望を指し示しながら、ベターと考えられる政策を勇気を持って、一つ一つ実行すること、ではなかろうか。有言は良いが、無責任な、未来への希望や断固たる決意を感じさせない言葉は、百害あって一利なしである。