最近の政権与党の迷走ぶりは、日本にとっての時間の浪費と国際社会での無責任さを見せ付けて余りある。現在の与党は議論好きである。しかし、その議論の行く先は全く視界不良である。なぜかなら、なんのための議論なのか、という根本的な問題意識が抜け落ちているからだ。野党時代の行動を見れば、一目瞭然である。普天間の問題、児童手当、年金問題。自らが政権与党についたら、結論として、総てを撤回してあっけらかんとしている。野党時代の勇ましい議論はなんだったのか。すべて反対のための反対、政権を獲らんがための議論、国民のためという発想は微塵も感じられない醜悪な政治集団(政党であなく)の姿そのものである。議論や対話の真の価値を、ここまで貶めた責任こそ追及されなければならない。